わかんない

この物語はフィクションです

光り輝く

 

何年前かな

初めてJulietのPVで男の子の

KPOPアイドルというものを観た

 

親友は彼らが大好きで色々教えてくれた

そこからずっとアルバムだけは出るたび

ほとんどチェックしてたと思う

 

美しくて力強くてストイックで

ファンでなくとも見れば魅了される

きっとファンであれば

私以上に魅力を語ってくれるとおもう

 

 

 

 

死にたいとおもうとき

周りは壁で囲まれていて

息苦しくて

 

誰かに強く引っ張りあげてもらわないと

誰かに強く引っ張りあげてもらっても

それしか見えなくなる

 

死ぬことが救済に思える

唯一知らない、想像を超えた世界だからかな

 

死にたいときでも普通のフリはできるし

だから突然に感じるんだろうね

 

いくら周りに愛されていても

いくら周りが生きてと願っても

真っ暗になった世界は自分との対峙でしかなくて

そこに他人はなかなか入って来れない

 

 重なる

大事な友だちもいた

大好きな弟もいた

 

それでも毎日泣いてた

家を出てから駅までの道

電車の中

駅からの帰り道

ベッドの中

 

 

死ななきゃ

 

そうしないと助からない

 

苦しみを認めてもらえない

 

 

死なないと

 

 

 

1つも集中できなくて

いつもそんな風に思ってたよ

 

 

 

 

 

毎年ボロボロになるアイドルがどこかにいる

 

もちろん生きていく過程で

心を消耗しすぎてしまうのは

彼女たちに限ったことではないのだけれど

 

それでも私は罪悪感を覚える

 

個人的な人間関係のせいかもしれない

事務所のせいかもしれない

でももしかしたら

 

 

私はアイドルを消費する側だから

ときどきとても心配になる

 

キラキラを吸い取って息をしている

まあそんなの気のせいだし

そこまでの存在感は私にはないんだけど

 

燃やしていたんだね

お星様でいてほしいなんて思わないよ

 

言葉にできない気持ちでいっぱい

胸が苦しい

 

いま私に出来ることは自分への戒めのみです